クレドを作る

クレドというのは、その会社の目指すものを手帳サイズにまとめたもので、従業員一人一人が持ち歩き、活用することで、会社の理念が従業員に行き渡る、といわれています。

リッツ・カールトンで使われているということが、元リッツ・カールトンの林田正光さんの著書で紹介され、それから注目され始めました。

そのクレドの実際の作り方について、林田さんの最近の本に書かれていました。
「エクセレント・サービス」

クレドというのは会社の理念なので、社長など上の人で作る物だと思われがちですが、林田さんがクレド作成をコンサルするときは、若手を中心にメンバーを集め、作業するそうです。
若い人の方が、一度、興味を持ったら動き出すのも、変わるのも早いですし、エネルギーも持っているというのが理由です。

作る手順としては……

何度かの話し合いで、下記のことを話し合う。

・自分の会社の悪いところ
・自社以外で感じた不満
・自分の会社の良いところ
・今まで受けて心に残っている他社のサービス
・会社の理想の姿
  ↓
それを文章にまとめる作業をする
  ↓
キックオフ大会を開いて、クレドを配る
  ↓
朝礼などできちんとクレドを「使う」・携帯してもらう

ということのようです。

ただ読んでいて思ったのは、クレドというのは、実際に仕上がった形より、作る過程と、仕上がったものをどう生かしていくかの方が大事なのだな、ということ。

この本に書いてあるのは、ある程度大きな企業の話ですが、もし御社が数人~十数人規模の会社でしたら、「メンバーの選定」などもせず、全員で、上の項目を話し合うだけでも、「自分が会社に何を求めているのか」「仕事を通して何をしたいのか」を一人一人が明確にし、良い風土を会社内に作れるのではないかと思いました。