普段からの心がけ

前回は、様子のおかしい従業員には、「声かけ」をしよう、ということがテーマでした。

ただ、「声かけ」をして、相手から心を開いた答えを返してもらうには、普段から信頼関係を築いていくことがかかせません。

いざというとき、従業員に信頼感を持って、話をしてもらうためにはどうしたらいいでしょう?

一番大切なのは、普段から、コミュニケーションをしっかり取っておく、ということです。

「おはよう」と一言いうときに、「おはよう。寒くなってきたね」と、何かちょっと付け加えるだけでも、毎日心がけたら、随分違ってきます。

そして、さらにそれをレベルアップさせるなら、「感謝」や「ねぎらい」の言葉を頻繁にかけるといいと思います。

たとえば、
「お疲れ様」だけではなく、
「お疲れ様。今日の会議の資料はまとまっていて良かったよ」
「お疲れ様。いつもよく頑張っているな」
そんな言葉が付け加えられるといいですね。

あと、仕事を任せるときも、
「○○を、××までにしておいてくれないか」
と一方的に言うより、
「○○を、××までにして欲しいのだけれど、大丈夫かな?」
と、相手の状況を配慮する姿勢を見せたり、
少し技術のいる仕事だったら、
「○○みたいな仕事は、△△さんに頼みたいと思うのだけど、どうだろう」
などと言葉を加えると、随分印象が違いますよね。

人は、なにか手伝いをしてくれたり、助けてくれた人にも信頼感を持ちますが、自分の存在や価値を認めてくれたり、感謝の言葉を伝えてくれる人にも信頼感を持つものだと思います。


逆に、

・従業員から話しかけられたとき、きちんと相手の目を見て話を聞かない。

・間違った「行動」ではなく、相手の人格を否定するようなしかり方をする。
(従業員が遅刻してきたとき、その遅刻だけを叱るのではなく、「きみは、そうやって時間の管理もできないからダメなんだよ」と、否定する範囲を不必要に広げてしまう、など)

・相手の気持ちを理解しようとせず、「自分なら」という視点で一方的に話す。
(「この仕事がつらい」と言ってきた相手に、その理由をきちんと聞かず、「仕事はつらいものだよ。だからこそ成長できる」などと安易に返す、など)

このような態度は、どんどん相手の心を閉ざしてしまいます。


自分自身や職場のコミュニケーションがどんなものか、意識的に見直す機会を持てるといいかもしれませんね。