相手が大切にしているものを大切にする

これは、コーチングで習った、人と良好な関係を築くための基本事項です。
 
夫婦関係を良好にするために一番必要な知識だと思いますが、職場での人間関係にも使えることだと思います。

人の好みというのは、千差万別ですので、なかなか共感できない趣味やこだわりを持っている人もいるかと思いますが、「人は、自分が大切にされたものを大切にされると、自分が大切にされたと感
じる」という言葉は、頷けるのではないでしょうか。

以前読んだ、「褒め方」に関する本では、持ち物を誉めても効果がないから、それが相手に「似合っている」とか、それを選んだあなたは「センスがいい」と、相手のことを誉めるように、と書かれていました。

でも、持ち物を誉めることも、相手がこだわって自分で選んだものなら良いのではないかというのが私の考えです。

私は個別指導の講師をしていたとき、初めの授業のできるだけ早いうちに、ひとつ相手のことを誉めると決めていました。
一番誉めやすいのは、字がきれいな子、ノートを丁寧にとる子、なのですが、子供は大体、文房具をかわいいキャラクターものにしていますので、そのキャラクターを誉めて、「好きなの?」と聞くと、大抵、笑顔で応えてくれました。
逆に服などは、お母さんに決められているだけのことが多いので、よほどファッションに興味がありそうな子以外、そこを誉めても意味がなかったです(笑)
あとは、好きな科目を聞いて、何の科目を言われても、「え~、すごいね。どうして好きなの?」と聞くと、子供は楽しく色々話してくれました。
子供は大人より感情がストレートに表れやすいので、「人付き合い」のコツをつかむには最適な職場だった気がします。

大人相手の場合は、趣味の話を聴くといいでしょうね。普段、大人しい人でも、自分の好きな分野に話が及べば、色々な話をしてくれます。

そう言えば、ペット用の医療品などを作っている会社が、ペットの扶養手当を作ったということが少し前、話題になっていましたが、これも、「相手の大切にするものを大切にする」発想かもしれませんね。
額は月に数千円と決して高くはないようですが、手当をもらった従業員は「額の問題ではない。家族と認められたことが嬉しい」とコメントしていたのが印象的でした。